少し前に民泊用の転貸物件の契約をしていましたが、先日突然オーナーさんから契約白紙にしてほしいと連絡がありました。
しかも管理会社には、「あなたが違約したのだから違約金も払ってくれ」と言われて違約金40万円の支払いを求められています。
今回は、その民泊トラブルに関して投稿したいと思います。
まず、2019年4月に不動産屋より民泊許可物件として紹介を受けました。
この時、不動産会社より「転貸許可の承諾書は必ずもらえます」と説明を受けていました。
4月末には賃貸契約を結びましたが、この時の契約書には民泊許可の文言はありませんでした。
契約を結んだ時点でオーナーさんによる内装リフォームが途中だった為、家賃はリフォーム完了後の5月10日から支払う予定となっていました。
こちらは契約も済んだため、もう動いても大丈夫であろうと判断し、5月のGW中に近隣へ挨拶回りを始めました。
なぜなら、民泊運営には近隣の協力が不可欠なため、早めにご挨拶したほうが良いだろうと思ったのです。
ところが、このご挨拶に行った近隣の方が、オーナー夫婦に「お宅で民泊やるの?大丈夫なの?」と直接問い合わせたらしいのです。
民泊OKで話をすすめていたのはオーナー夫婦のうち奥さんの方だったのですが、この時たまたま対応したオーナー夫婦の旦那さんが「自分はよく知らない」と回答したようで、話がややこしくなりました。
近隣の方々が「オーナーは知らないと言っている!」と抗議をし始め、オーナーの奥さんがその後、状況説明に回ってくれたようですが、すでに話がまとまらない段階になっていました。
5月に入り、契約を白紙に戻して欲しいと連絡がありました。
さらに管理会社は、私に違約金支払いの義務があるといいます。
4月に契約したとはいえ、まだ家賃が発生する前に勝手に動いたこちらに非があるとの主張です。
ほとほと困って色々な先輩大家さんに相談したところ、「弁護士に入ってもらう方がよい(弁護士紹介も可能)」「勉強と思ってさっさと終わらせて、次の物件を探したほうがよい」「本当に違約金を払う必要があるのか、監督官庁に事情を説明して確認したほうが良い」など具体的な案を出してくれて、本当にありがたかったです。
その中でも特に身に染みたのが、「交渉で大切なのは、相手を論破しないこと。最後は相手を許す優しさが交渉の秘訣」というメガ大家さんからのお言葉です。
不動産投資の業界は、なかなかにハードです。
情報力が弱いと見られると、すぐに足元をすくわれ何百万も損をしてしまう世界です。
でも、気を張りすぎて相手に勝つことばかり考えていても、不思議と成功は近寄ってこないのです。
時には相手に「絶対負けない!」という根性を見せながら、最終的には相手を論破せずに、優しさを持って落とし所を探すという、高度な人間力が問われます。
今回、初の民泊挑戦はうまくいきませんでしたが、不動産投資の世界で生きていくために大切なことを学ばせてもらいました。